レモンの出荷箱

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恐怖!エドガー・アラン・ポオ「黒猫」

こんにちは、レモンです。

 

 

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こんなかわいい黒猫なのだろうか...




 

この記事を書き始めたのは19時近く、それでもまだ窓の外は明るいことに驚いています。

勉強の方でも、数学のテストでまあまあいい成績を取れたので、

安心しつつ、読書をしている日々です。

 

さて、最近は外国の本にも手を出してきているレモンです。

太宰治人間失格」「女生徒」らを読んだときののレビューに、最近読んでいる本の紹介欄がありました。

今回の読書レビューは、その中の一つ・エドガー・アラン・ポオ「黒猫」についてです。

*ネタバレがあります。未読の方はご注意ください。

 

そもそも、エドガー・アラン・ポオ(以下、ポオ)とはどういう作家なのでしょう?

ポオは1800年代のアメリカの作家で、「近代推理小説の開祖」「SF小説のパイオニアなどと呼ばれています。

大きな影響を与えた作家であり、

特に名前からもわかるとおり、江戸川乱歩にも影響を与えています。

 

作品は「黄金虫」「盗まれた手紙」「マリー・ロジェの謎」「アッシャー家の崩壊」「赤死病の仮面」など。

 

その中でも有名なのは、「モルク街の殺人」でしょうか。

名探偵オーギュスト・デュパンが登場する推理小説で、「世界で初の推理小説」と言われることもあります。

 

そして、ポオの書いた作品の特徴の一つは「恐怖小説」。

「アッシャー家の崩壊」「ライシーア」などの作品を手掛けています。

その中でレモンが読んだのが、ポオの恐怖小説の代表作とも言えるのではないでしょうか、「黒猫」です。

 

 

「黒猫」に関しては、名前を聞いただけだったので、そこまでよく知りませんでした。

そこまで長くなく、30分くらいで読めましたが、読んだあとに

どうしてあんなに怖くなったんだろう...

と考えてしまいました。

(このあとラブクラフトの作品も少し読み進めましたが、そのせいで余計怖くなりました。クトゥルフ怪奇小説だった。)

 

最初の部分では、黒猫を飼っていた男の心情の変化や、だんだん優しさがなくなり、

黒猫を虐待する場面があります。

その後、それがエスカレートしていき...最後の場面が印象的でした。

怪奇小説というからだんだん怖くなっていくのかと思いきや、

最初の方はまえがき、最後で爆発的に怖くなっていった印象があります。

特に、一人称で主人公が黒猫について心の中で語っていること、

そして、その時の描写がものすごくグロテスク...というわけではないのに、

くっきりと頭の中に入ってきたことが印象的でした。

 

短いですが、ここまでです。

「黒猫」は手軽に読め、そして相当な衝撃を、いい意味で受ける作品です。

アメリカの偉大な文豪であり、推理小説の開祖と呼ばれている人の作品に触れてみたわけですが、これだけではなく他の文豪の作品にも触れてみたいな...と思っています。

 

目標は、今年中に文豪ストレイドッグスの異能力の由来となっている作品を、すべて読み切ることです。

有名な外国の作家はまだそんなに読んでないので、じゃんじゃん読み進めていきたい!

でも、ポオは能力名が「モルク街の黒猫」なので、完遂するには「モルク街の殺人」も読まなきゃですね。

ちなみに、能力は「読者を小説世界の中に引きずり込む」です。

興味がある方、文豪ストレイドッグスを読んでみてください!

アニメ内では、ポオはアライグマをペットにしていますが、なにか関係があるのでしょうか?

 

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レモンでした。

 

 

*2021.6.19 江戸川乱歩の下りを付け加えました。